猫の手も借りたい時に、猫の手を借りてはならない

猫は悪くないんだニャン

(Photo by 27417)

 

(ブログ第9号)
みんな忙しいですよね。いや、ほんと、忙しいですよ。不景気という声がある一方で、「人手が足りない」「舘田さん誰かいい人知りませんか?(いい人はいっぱいいるけど…)」そんな声をたくさん聞きます。

 

企業規模や知名度に関わらず、最近は求人を出すと応募がかなり来るようです。しかし、採用にいたる人はごく僅か…。採用枠が少なかったり、ミスマッチが起きたりと理由は様々です。

 

1,000人いる会社と、100人いる会社と、10人いる会社と、1人しかいない会社。どれも同じ「企業」ですが、人を一人採用することの重みは一般的に人数が少ない会社ほど大きいインパクトをもらします。それは、良くも、悪くも。

 

もし画面の前のあなたが、採用する立場になった時に参考にしてもらえたら…という思いでこれを書き綴ります。早い話、私の失敗経験なわけですが(笑)

 

採用面接をしていると、目の前のこの人を採るべきかどうか迷うことがあります。もちろん、文句なしで「是非来て下さい!!」という人もいれば、面接開始早々数分で「わ、だめだこりゃ…(いかりや長介風)」という人もいます。そういうはっきりしている場合は特に困らないのですが、迷う時があるんですね。

 

迷っている時に頭の中を駆け巡るのは「一日でも早く人手が欲しいからなぁ」「この人でもきっと大丈夫だよな、な?」「入って慣れてくれれば対応できるはず」など、自分にとって都合の良い採用理由です。

 

しかし、迷ったら決して採用してはなりません。それは、採用した側とされた側双方にとって、大抵よくない結果をもたらします。

 

「そんなの当たり前じゃん」って思いますよね。自分も今はそう思います。でも、スタートアップ時や業績が急拡大している時、人手が足りなくて一刻を争う時、そんな時は冷静さを失う可能性があります。

 

僕が過去、直接採用に携わったのは数人〜数十人規模の会社なので、数百人とか1,000人以上の大きい規模の会社には当てはまらないと思います。例えば、ミスマッチを起こしても違う部署に異動して活躍したりとか、上司が変わったら別人みたいに上手くいくようになったとか、総数が多く職種や部署も多岐にわたることによって、対応力に余裕が生まれるからだと思います。

 

数人〜数十人規模の場合は、一人の与える影響がかなり大きいので、本当によく吟味しましょう。お互いに。「転職は慎重に」というフレーズがありましたが「採用も慎重に」ということですね。

 

ちなみに、比喩として猫の諺を使っていますが、しみじみ思うのは、職歴書に書かれているスキルよりも、合う・合わないの方が大きく作用するな、というのが私の経験則です。たとえスキル不足でも「合う」人なら一生懸命キャッチアップしてくれますが、「合わない」人の場合、どんなに優秀な人でも、お互いにとって不幸な結果となることが多いです。

 

「猫の手も借りたい時に、猫の手を借りてはならない」というのは、昔の私の上司から教わった金言の一つです。

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